「マルチステークホルダー方針」
当社は、企業経営において、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創が重要となっていることを踏まえ、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。その上で、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、賃金引上げのモメンタムの維持や経済の持続的発展につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取組を進めてまいります。
1.従業員への還元
当社は、経営資源の成長分野への重点的な投入、従業員の能力開発やスキル向上等を通じて、持続的な成長と生産性向上に取り組み、付加価値の最大化に注力します。その上で、生み出した収益・成果に基づいて、「賃金決定の大原則」に則り、自社の状況を踏まえた適切な方法による賃金の引上げを行うとともに、それ以外の総合的な処遇改善としても、従業員のエンゲージメント向上や更なる生産性の向上に資するよう、教育訓練等を中心に積極的に取り組むことを通じて、従業員への持続的な還元を目指します。
(個別項目)
当社の長期ビジョンである「サステナブルな全てのステークホルダーの幸せ向上」の達成には、当社最大の財産である従業員のエンゲージメントや技術力向上を通じた「人的資本の価値向上」が最重要であると考えております。
具体的には、賃金の引上げについて、ベースアップ、定期昇給及び職種手当改定等に取り組むとともに、教育訓練等について、2024年11月に竣工した技術・研修センターを活用した従業員の技術力向上や新人・若手層の早期戦力化に取り組んでまいります。
2.取引先への配慮
当社はパートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組んでまいります。
なお、パートナーシップ構築宣言のポータルサイトへの掲載が取りやめとなった場合、マルチステークホルダー方針の公表を自主的に取り下げます。
- パートナーシップ構築宣言のURL
また、消費税の免税事業者との取引関係についても、政府が公表する免税事業者及びその取引先のインボイス制度への対応に関する考え方等を参照し、適切な関係の構築に取り組んでまいります。
3.その他のステークホルダーに関する取組
当社は、「サステナブルな全てのステークホルダーの幸せ向上」を長期ビジョンとして、経営理念である「お客様に安心感を与える最適な環境を維持するために、技術力と人的資源を結集させ、高品質サービスを提供する」に基づき、社会全体の価値向上を目指しております。
※具体的な取組等については、以下のURLからご確認をお願いいたします。
- 2024中期5ヵ年経営計画のURL
【https://www.nikku.co.jp/ja/ir/strategy/plan.html】
これらの取組の着実な推進により、中長期的な当社の成長とそれに伴う付加価値創出力を強化することで、お客様の事業活動における持続可能性に寄与し、ひいては社会全体の価値向上、持続可能な「サステナブルな全てのステークホルダーの幸せ向上」に繋げてまいります。
以上
令和6年12月5日
日本空調サービス株式会社 代表取締役社長 依藤 敏明