価値創造への取り組み

当社グループは、「お客様の事業活動のサステナビリティに寄与し、社会全体の価値向上を図る」ことがパーパス(存在意義)であると認識しており、「サステナブルな全てのステークホルダーの幸せ向上」を長期ビジョン(ありたい姿)としています。

 

その長期ビジョンを実現させるために、経営理念である「お客様に安心感を与える最適な環境を維持するために、技術力と人的資源を結集させ、高品質サービスを提供する」をミッション(果たすべき使命)とした事業活動を展開することで、社会的価値の創造に努めております。

 

そして、その結果として経済的価値が創造されるという考えを経営の基本方針及びサステナビリティに関する考え方としております。

 

パーパス(存在意義)

お客様の事業活動のサステナビリティに寄与し、社会全体の価値向上を図る

 

 

長期ビジョン(ありたい姿)

サステナブルな全てのステークホルダーの幸せ向上

 

 

ミッション(果たすべき使命)

お客様に安心感を与える最適な環境を維持するために、技術力と人的資源を結集させ、高品質サービスを提供する

社会的価値創造

 

経済的価値創造

 

当社はありたい姿の実現に向けた取り組みとして、事業活動によってお客様の省エネルギーに貢献しています。

 

医療施設における省エネ実績はこちらをご覧ください。

会社の対処すべき課題

当社グループは、お客様の事業活動におけるサステナビリティに寄与することを目的とした建物設備メンテナンスを安定的に拡大し、より強固な経営基盤を構築していくことが必要であると考えております。


会社の対処すべき課題に取り組むとともに、その目的と手段を間違えることなく、企業価値拡大に資する成長戦略(競争優位性の強化)に注力し、中長期的な視点の経営を行うためのコーポレートガバナンスの充実を進めてまいります。

 

また、「何事にも誠実であることを基本姿勢とし、よりよい結果を目指す努力を惜しまず、あらゆるステークホルダーと納得いくまで対話を行い、最後まで成し遂げる信念をもって実現させる」という当社グループが正しいと考えるあり方をもとに、フェアにやるという企業風土の醸成を一層推進するためのコンプライアンスを充実させてまいります。

 

1

最大の財産である従業員のパフォーマンスを最大化させるエンゲージメントの向上

社員エンゲージメントスコア70pt以上の維持を目指す。

  • 社員エンゲージメントスコア…従来の満足度(仕事内容や組織、待遇にどの程度満足しているか)に対し、エンゲージメント(組織や仕事に対し貢献意識を持ち、主体的に参加しているか)の計測を目的としたKPI
2

高品質サービスの中核となる従業員の技術力を向上させるためのコア技術力指数の向上

コア技術力指数CAGR3%以上を目指す。

  • コア技術力指数…従来の技術力指数(技術系公的資格取得数×資格点数÷技術系従業員数)から、より本業の成長と相関が高いと考えられる公的資格にて再構築したKPI
3

特殊な環境を有する施設を中心とした、事業活動のサステナビリティ向上を目指すお客様への傾注

特殊な環境を有する施設と一般的な施設の売上高比率は7:3を目安とする。

  • 特殊な環境を有する施設…病院及び研究施設、製造工場等、その他の特殊な施設
4

お客様の事業活動のサステナビリティを向上させるための省エネ提案の強化

お客様の事業活動における温室効果ガス排出量の削減(年間10,000t-CO2以上)を目指す。

5

事業活動のサステナビリティを向上させるための海外事業の拡大と強化

海外売上高35億円、海外営業利益1.75億円(海外営業利益率5%)の達成を目指す。

6

サステナブルな全てのステークホルダーの幸せ向上を達成するための利益水準の維持

売上高の持続的な成長を前提に、当該計画期間中の平均営業利益率6%程度の維持を目指す。

7

企業価値創造に必要となる資本コストを上回る資本生産性の維持

8%程度の株主資本コストを上回る、当該計画期間中の平均ROE10%程度の維持を目指す。

  • 株主資本コスト…投資家との対話等から想定
8

サステナブルな株主還元の実施

1株当たり年間配当金の下限40円、配当性向50%程度、純資産配当率5%程度を目指す。

当社グループは、パーパスである「お客様の事業活動のサステナビリティに寄与し、社会全体の価値向上を図る」について、「いき、続けるために。」という言葉で表現しております。

 

この「いき」には「息」「生き」「活き」等の意味が含まれております。建物設備メンテナンスを通じて、お客様の施設の安定稼働と省エネの両立による施設運営最適化を実現させることで人々の「生きる(活きる)」を支えるという、当社グループの「目指すべき方向」を見失わないように、企業価値の拡大を推進しております。

 

その要となる「人的資本の価値向上」の加速を目的とした技術・研修センターが2024年11月に竣工し、2025年4月より本格稼働を開始いたしました。現在、当社グループは全国に営業展開を実施しており、地域毎の顧客特性や取り扱う機器等、戦略変数が多岐にわたりますが、当該センターでは、クリーンルーム・機械室等のメンテナンス現場を再現した研修設備を備えているため、より実際の現場に近い環境で技術力を養うことができます。

 

新入社員向けの研修だけでなく、既存社員向けに環境分析や設備能力診断といった当社グループの付加価値向上に繋がる研修も開催しており、今後も従業員一人ひとりの総合的なスキルアップを図る戦略拠点として活用してまいります。多くのお客様に、より一層の高品質サービスをご提供できるよう、引き続き人的資本の価値向上に取り組んでまいります。

 

また、当社グループの付加価値創出力を更に向上させるため、太陽光発電事業による製造工場等へのアプローチ強化、バリデーションサポートによる医薬品製造施設等への深耕開拓、新たな空間除染手法による医薬・医療施設等への新規開拓、海外展開の拡大と強化を加速させてまいります。

 

これらの取り組みを中心として、本業の競争優位性を高めるために「やるべきことをやる。」ことで、業界におけるポジションを一層高め、「建物設備メンテナンス業界のリーダー」として、企業価値拡大に資する当社グループ独自のビジネスモデルの構築を進めてまいります。

本業の競争優位性を高め、

お客様の事業活動のサステナビリティに寄与する