日本空調グループ(以下、当社グループ)は、1964年の設立以来、半世紀以上にわたり建物設備サービスに携わる独立系企業グループとして歩んでまいりました。トラブル発生時の対応が主な業務であった空調設備のサービス業界に、いち早く故障・事故を未然に防ぐという「予防保全」の概念を持ち込み、事業化を図りました。

 

業務領域は空調のみにとどまらず、電気、給排水、衛生等を含めた建物の設備システム全般に拡大しながら現在のビジネスモデルを構築し、常に質の高い技術サービスを追求し続けることで、お客様の施設を利用される方々やそこで働く方々に最大の満足を得ていただける企業を目指しております。当社グループは現在、全都道府県へ営業拠点を展開しており、日本国内全域にて迅速かつ高品質なサービスをご提供させていただいております。

 

また、アジア全域を経済圏として捉え、海外展開を進めており、主に日系企業に対し国内と同等の品質で、建物設備メンテナンスサービスをご提供しております。

当社グループは「全てのステークホルダーの幸せ向上」を長期ビジョンとして、経営理念である「お客様に安心感を与える最適な環境を維持するために、技術力と人的資源を結集させ、高品質サービスを提供する」に基づき、社会全体の価値向上を目指しております。

 

長期ビジョン達成に向け、今期は以下の項目を重点政策として取り組んでまいります。

  1. 人的資本の価値向上を実現するために、「採用・広報プロジェクト」「制度・環境改善プロジェクト」「作業効率改善プロジェクト」「新人財育成プロジェクト」を推進していきます。
  2. 製薬・再生医療業界へのアプローチ強化に向け、最適な施設環境を提供するための技術者育成に注力し、将来の中核事業とすべく基礎作りを進めます。
  3. 海外展開においても、効果的なグループネットワークの活用、技術力及び提案力の強化を継続し、積極的な新規顧客開拓による事業基盤確立を目指します。
  4. 再生可能エネルギーを用いたエネルギーソリューション提案業務の強化を図ることで、お客様の事業活動におけるサステナビリティに寄与し、社会的価値を創造いたします。

 

これからも、建物設備メンテナンスサービスを通じて、お客様の事業活動におけるサステナビリティに寄与し、社会に貢献することが私たち日本空調グループの使命であると考えております。 

 

2023年4月
日本空調サービス株式会社
代表取締役社長