2026年3月期 第2四半期(中間期) 経営成績等の概況

経営成績の概況

当中間連結会計期間におけるわが国経済は、一部に弱い動きがみられますが、緩やかに回復しております。素材業種は、鉄鋼等の市況に弱さがみられますが、加工業種は、内外需要の底堅い電気機械や一般機械類、米国による追加の関税率が当初よりも引き下げられた自動車等を中心に改善しました。個人消費は、持ち直しておりますが、物価高の影響で弱い動きもみられます。


このような経済環境の中、ビルメンテナンス業界においては、省エネや省コストに加え、病院での手術室の無菌化や院内感染の防止、製薬工場や再生医療研究所等でのバリデーションサポートといった高度な技術力に対し関心が高い状況です。


当社グループにおいては、サービスを提供する現場でのお客様との接点を最重要視し、当社のノウハウを活かした「設備及び環境診断・評価」「ソリューション提案(省エネ・省コスト提案、環境改善提案)」を通じてお客様の潜在ニーズの掘り起こしに努め、お客様の事業活動におけるサステナビリティに寄与すべく、新規物件の獲得や既存契約の維持に取り組んでまいりました。


この結果、当中間連結会計期間の売上高は29,404百万円(前年同期比9.2%増)、営業利益は2,310百万円(同28.9%増)、経常利益は2,456百万円(同30.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は1,579百万円(同34.1%増)となりました。


なお、当社グループは、建物設備のライフサイクルに合わせて、メンテナンスサービスとリニューアル工事とを一体化した事業活動を展開しており、当該事業以外の事業について重要性が乏しいことから、報告セグメントを単一としております。

財政状態の概況

(資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は24,005百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,657百万円減少しました。これは主に受取手形・完成工事未収入金等が5,236百万円減少し、棚卸資産が1,195百万円増加したことなどによります。固定資産は22,313百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,408百万円増加しました。これは主に投資有価証券が2,069百万円、建物及び構築物(純額)が791百万円それぞれ増加し、建設仮勘定が609百万円減少したことなどによります。


この結果、総資産は46,319百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,248百万円減少(4.6%減)しました。


(負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は11,889百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,807百万円減少しました。これは主に支払手形・工事未払金等が2,574百万円、未払費用が1,271百万円それぞれ減少したことなどによります。固定負債は6,211百万円となり、前連結会計年度末に比べ463百万円増加しました。


この結果、負債合計は18,100百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,343百万円減少(19.4%減)しました。


(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は28,219百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,094百万円増加(8.0%増)しました。


この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の53.1%から60.3%となりました。